主食を食べない

ダイエットしてるから、太りたくないからと、せっかくお店で出された食事にあまり手をつけない女性が増えています。
特に糖質制限をしている人は、ご飯やパンのような主食を1~2口だけ食べて残す、あるいは丸々残すというケースも多いようです。

ですが料理を注文した以上、この行為はお店に対して失礼にあたりますし、やはり行儀が良いとは言えません。
もちろん無理して完食しろという意味ではなく、主食を減らし糖質制限をしたいのであれば、注文する際にその旨を伝えて最初から少なめにしてもらえば良いのです。
お店にも失礼に当たらず、食べたい量を美味しくいただく、これが最低限のマナーでしょう。

女性に多い「三角食べ」も実はNG!

「三角食べってなに?」という方も、実は知らずにやってしまっている可能性があります。
三角食べとは、少しずつちょこちょこっと食べる行為のことです。
例えば味噌汁を一口、次におかずを一口、ご飯を一口…というように、順に手を付けていくことを意味しています。
「それのどこがいけないの?」と思われるかもしれませんが、実はこの三角食べも食事マナーにおいてNGの位置づけなのです。

和食料理のお皿であっちを一口、こっちを一口、イタリアンやフレンチ料理で出されたパンを一口ちぎっては食べ、何種類も同じようにする…見た目にも良くないですし、周りへの印象もプラスとは言えません。
特にコース料理の場合、1品ごとにテーマや趣向、季節感などが盛り込まれています。
そうしたお店側の努力やおもてなしの心を無視する行為となりますので、三角食べはやめておきましょう。
食べる順番としては、左、右、奥というのが基本のマナーです。

少しずつ食べることで可愛らしさをアピールする方法として女性に多く見られる行動ですが、実際には男性ウケはそれほど良くないと言われています。
それよりも美味しそうにたくさん食べる女性の方が好まれると言いますので、心当たりがある方は食べ方を見直してみてください。

女子力アピール?「取り分け」もNG!

大人数のパーティーや合コンの際、大皿で出された料理の取り分け役を買って出る女性がいますが、実はその「取り分け」もNGとされています。
気配りのできる女子アピールになると信じている方も多いと思いますが、実際はそれほどの効果があるとも思えませんし、食事マナーとしてはマイナスです。
本来、取り分けるという行為はお店の人の役割であり、客が自らする場合は男性がするべきなのです。

そもそも和食には取り分ける料理が少なく、その多くは洋食に見られます。
洋食文化において、レディーファーストの精神から男性が取り分けるのがマナーとされていますので、テーブルマナーをきちんと理解しておきましょう。

Leave a Comment

    © 2015 - 2025 すぐに使える!マナー大全 All Rights Reserved.