最低限の面接マナー
面接の際、最低限覚えておきたいマナーとは
いよいよ社会に出る準備、就活の中で面接という緊張の体験をしますが、誰もが通ってきた道です。
面接では企業に就職希望であり書類選考を通過した人の立ち居振る舞いを見ます。
働く意欲を強く持っていて能力が高い人でも、面接のマナーがなっていないのはNGです。
インターンシップ参加の段階でも面接が行われることが多くなっています。
就活を控えている学生さんたちは、その前に、面接を受ける際に必要な最低限のマナーを理解しましょう。
面接の受付で第一印象が決まると考えよう
面接の会場に入る前、企業の入り口から担当者がチェックしているという企業も少なくありません。
面接の会場に入る前、近隣の駅を出るところから緊張感をもって挑みましょう。
面接の受付では大学名、氏名をはっきり伝え、どのような用件で誰に会いに来たのかを明確に伝えます。
会場に足を踏み入れた時からすでに面接は始まっていると心得るべきです。
10分前には到着し、落ち着いて面接を受けられるように準備します。
待機から入室まで
面接会場に顔見知りがいたり同じ大学の学生がいるとついつい気が緩み大声で話をしてしまう人もいます。
携帯、スマホをいじっている姿なども担当の方はきっと見ているでしょう。
周囲をしっかり観察し頭の中で入室するときのマナーを繰り返し復習します。
もちろん携帯、スマホは電源を切ること、バイブが鳴らないモードにしてもいいのですが、操作を誤るということもあるので、切っておく方が安心です。
入室の際、ノックはゆっくり3回行います。
これは基本的なマナーとなりますが、ノック2回は空室確認、ノック3回は入室確認です。
ゆっくり「コン、コン、コン」というタイミングでノックし、この時大きく深呼吸し気持ちを落ち着けます。
どうぞお入りくださいという声がかかってから扉を丁寧に開けて、入室したら「扉の方に向き直って」扉を閉める、これを後ろ手で行うのはマナー違反です。
ドアを開けたら面接担当者の方をしっかり向き、扉の前で「失礼します」と一礼、椅子のほうに歩きます。
椅子の左側に立って「○○大学の□□です。本日は宜しくお願いいたします」といってから一礼、担当者が「おかけください」と勧めてくれるのでそれから「はい、失礼いたします」といい着席です。
面接から退室まで
持っている鞄は足元において、女性は手を重ねて膝の上に置きます。
男性は手を軽く握り膝の上に、男性も女性も背筋を伸ばし担当者の目を見て自然な笑顔で質問への受け答えをすることがポイントです。
担当の方の目を見て「目でコミュニケーションをとる」気持ちで質問を受けます。
椅子に座る姿勢ですが、椅子に深く腰掛けると背筋が伸びにくくなるので、椅子の半分くらいの位置に座るのがコツです。
背筋を伸ばし胸は少し張るような意識で座ると美しく吸われます。
女性は膝を開かずにそろえて美しく座りましょう。
面接が終了したら座ったまま「本日はありがとうございました」と一礼し、椅子の横に立ってからもう一度「ありがとうございました」と一礼します。
この時、忙しい中で時間を取り面接してくれた担当の方に感謝の気持ちをもって一礼することが大切です。
ドアのほうに歩きドア手前で担当の方のほうに向きなおって「失礼いたします」とあいさつしてから退出します。
この時、終わった・・・と気が緩むことがないように、退室してからすぐにスマホなどを確認するようなことがないように注意すべきです。
面接は企業の敷地内から出て終了、という意識を持つといいでしょう。