セミナー開催のマナー
セミナーのマナーは徹底的に
セミナーは、無料で開かれることもありますが、セミナーをビジネスに活用している方もいます。
セミナーを開催するにあたって、多くの場合自分自身で企画したものを実施する場合がありますが、セミナーをはじめて開くときやネームバリューが低い場合には、ゲスト講師をお招きして代わりにセミナーをサポートしてもらうことも珍しくありません。このとき気をつけておきたいのが、講師に対する配慮・マナーです。
コストをかけて講師をお呼びしたからといって横柄な対応では、招かれた講師も気持ちよくセミナーを開けるとはいえません。講師自身も時間を割いて参加していることに配慮しましょう。
そこで、質の良いセミナーにするためにも、講師を招いた際に気をつけるべきビジネスマナーについてご紹介していきます。
ゲスト講師へのマナー
ゲストを招くということは、招く講師が一定の支持を得ている点を考慮しましょう。特定の業界だけに支持があるからといって、マナーをおろそかにしてはいけません。
セミナーがはじまる前日には、挨拶と共に貴重な時間を割いて参加していることに対してお礼文を書き添えましょう。お礼文を頂いて気持ちを悪くされる講師はいません。また、講師自身のモチベーションにもかかわりますので、本番で予想よりも有意義なセミナーになることも期待できます。
セミナー当日は、講師をお出迎えして会場まで案内するのも大切です。会場場所を発見できず、セミナーの時間に遅れてしまった場合に恥をかかせてしまいかねません。事前に会場位置を送り、当日も講師との連絡にいつでも対応できる姿勢が大切です。
セミナーが終わった後も、重ねてお礼をしましょう。今後、同じ講師を招く機会もあるでしょう。そのときにマナーがしっかりしていれば相手は好印象をもってくれます。人脈を広げるポイントでもありますので、丁寧な対応を心がけましょう。
参加者へのマナー
招待する講師と同じく、参加される受講生へのマナーも大切です。
受講生の多くは、悩みを解消するためにセミナーに参加されます。同じテーマでセミナーが開かれるケースはよくありますし、そのなかで自身のセミナーを希望した受講生に「ありがとう」の感謝の気持ちを伝えましょう。
セミナーの途中で体調を悪くされた方にも対応できるよう事前の対策を練っておくと、何かあったときの対応が素早くできます。また、SNSで「参加してよかった」「とても気配りのあるセミナーだった」など良い評判を広めてくれるきっかけにもなります。
会場へのマナー
会議室を使った後はテーブルや椅子をまとめ、床にゴミがないかをチェックして借りる前よりも綺麗にする意識を持つと良いでしょう。
セミナーは、議題によって集まる人数が変わりますので、収容人数を調整できる貸会議室を利用されるケースが多いので、こうした後片づけも抜けがないようにしたいものです。
利用した貸会議室や備品をぞんざいに扱ってしまうと、機材の故障や建物に傷をつけてしまいます。他の人が気持ち良く使えるように最後まで気配りを忘れないようにしましょう。
尚、貸会議室は全国各地にありますが、特にアクセスが良い場所を選んだり、設備や休憩スペースなどが完備されている場所を選びましょう。
ビジネスの場面において、マナーは相手との良好な関係を継続させます。ご自身のイメージアップにもなりますし、次回の仕事にも結びつくことも十分考えられます。ビジネスに限らず、マナーはお互いのコミュニケーションを円滑する方法ですので、いつでも笑顔で対応できるよう心がけましょう。