祝辞・スピーチの基本
結婚式の祝辞で使えない言葉
結婚式は、非常におめでたい席ですので、祝辞などにも気を使います。
普段から当たり前のように使われている言葉であっても、結婚式の祝辞として相応しくない言葉などもありますので注意するようにしてください。
結婚式の祝辞で使用する事ができない言葉としては、別れを連想させる言葉などがあります。
例えば、別れや離れる、切る、切れる、分裂などは新郎新婦が別れたり、離ればなれになるようなイメージを持つ言葉になりますので、使ってしまうとマナー違反になります。
また、不幸や不吉を連想する言葉や、繰り返す重ね言葉なども使うのはマナー違反になります。
例えば、嫌う、悲しむ、破れるといった言葉や、苦しむを連想させる漢数字の九や日本古来から不吉と言われている漢数字の四などは使う事ができません。
過去の恋愛話
友達との間でしたら問題ないような過去の恋愛話や暴露話などは、結婚式の祝辞としては非常に下種な話題になりますので絶対にしてはいけません。
もちろん結婚する二人が、それまで誰とも付き合った事がないカップルの可能性がありますが、誰でもひとつやふたつ、これから一緒に生活していくであろうパートナーにばれたくないと過去の経験があると思います。
そういった事に触れずに祝辞の内容を完成させる事が重要になります。
適した話し方
結婚式の祝辞には、結婚祝辞に相応しい話し方という物があります。
普段のような話し方の方が気持ちが伝わるかも知れませんが、結婚式には新郎新婦のご傷心や、祖父母の方など年齢が上の方もきております。
もちろん結婚式の主役はお二人ですが、そういった世代が上の方からしても、素晴らしい祝辞だと思ってもらえるように、砕けた話し方をするのは禁物です。
自分をあまり出さない
結婚式の主役は間違いなく新郎新婦です。
その為、祝辞をする方の情報はそれほど重要ではありません。
新郎新婦との関係性であったり、出会いの話題などの部分を膨らませ過ぎてしまうと、祝辞の方の自慢のように聞こえますので注意してください。