お祝いの品でマナー違反とされるポイントとは?

お祝いの贈り物をする際によく聞くのが、「内祝い」という言葉です。
内祝いとは、もともとは親族や普段からお世話になっている人など、内輪の相手に対しておめでたいことが起こった時にプレゼントをすることです。
しかし、最近では内祝いと言った場合には、お祝いの返礼を指すことが多くなっています。

つまり、結婚式でお祝いをもらったら引き出物として返礼をすることや、出産祝いをもらったらお返しをすることが内祝いとして考えられています。
誰かから何らかのお祝いの品をいただいたら内祝いをする、つまりお返しをするのがマナーとなりました。
そのまま受け取って終わるというのは、相手がたとえ気体していないとしてもマナー違反となります。
贈り主への感謝をすると同時に、その後も良い関係を保つためにも必ず内祝いをしましょう。

その内祝いの内容についても気を付けるべきポイントがあります。
まず返礼の金額ですが、通常はいわゆる「半返し」をするのがマナーです。
贈られたお祝いの品の半額くらいのものを選んで内祝いをするのです。
逆に、いただいたものよりも高額なものを贈るのは、相手を委縮させるのでマナー違反となります。

さらにお返しをするタイミングですが、早めにすることを忘れないようにしましょう。
いただいてから1か月以上経ってしまうとマナー違反と思われることも多いです。
出産祝いをいただく時というのは何かと忙しいのは分かりますが、やはり相手との関係性も考えてできるだけ早く準備しましょう。

出産祝いに送ってはいけないものとは?

何を贈るのかという点で気を付けるべきこともあり、特に出産祝いは生命が誕生した、とてもおめでたい時ですので内容には注意しましょう。
苦しみや死を連想させるようなアイテムは厳禁で、例えば「クシ」は必要なものではありますが、「苦・死」という言葉を想起させるものですので避けます。

他にも、日本茶を贈るのは出産祝いとしてはふさわしくないということを覚えておきましょう。
というのも、日本茶は香典返しの品として贈られることが多いからです。
その品自体に問題があるわけではありませんが、葬儀のことを連想することもありますので避けた方が良いです。

上記のようなものははっきりとタブーとされるものですが、相手がもらって困るものもやめた方が良いでしょう。
たとえば体験型ギフトで、エステなどの無料利用ができるギフトは人気がありますが、相手にとっては利用しないのでもらっても困ると感じることがあるからです。
特に出産したばかりのママだと、忙しくて行けないとか体調が優れなくて外出がままならないということもありますので、逆に負担を与えてしまう可能性があります。

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