贈り物のマナー

長寿のお祝い

長寿のお祝いの名称と色

長寿のお祝いには、年齢によって読み方と対応している色が異なります。
この両方をしっかりと理解しておかないと、せっかくお祝いしても相手の方を不快にさせてしまう恐れがありますので注意が必要になります。

手

61歳の長寿のお祝いは還暦といいます。
数え61歳で満60歳で祝う長寿のお祝いで、赤や朱が長寿祝いの色になります。

70歳の長寿のお祝いは古稀といいます。
古稀は、唐の詩人の杜甫が書いた「人生七十古来稀なり」に由来されていると言われております。古稀の長寿祝いの色は紫や紺になります。

77歳の長寿のお祝いは喜寿といいます。
これは、「喜」のくずし字が七十七と読めるからです。喜寿の長寿祝いの色は紫、紺になります。

80歳の長寿のお祝いは傘寿といいます。
傘寿は「傘」のくずし字の八と十を重ねた形から名付けられています。
傘寿の長寿祝いの色は黄色になります。

88歳の長寿のお祝いは米寿といいます。
米寿の名称の由来は、「米」の字をくずした時に現れる八と十と八に分かれる所から名付けられました。
米寿の長寿祝いの色は黄になります。

長寿のお祝いの品と相場

長寿のお祝いの時には、相手との関係性にもよりますが、自分の両親のお祝いの場合には、50,000円くらいが相場となっております。
お子さん達で合同で出すような場合であったり、関係性が親子ではない場合などは、50,000円よりも低い金額になるケースがあります。

長寿のお祝いには定番のアイテムがありますが、基本的には、これからも時間もしっかりと楽しんでもらえるようなアイテムを選ぶという事が重要になります。
ベレー帽やスポーツウェア、ブラウスやセーターなど素敵なアイテムを選んでください。

ご兄弟でのトラブル

長寿のお祝いをする場合には、お子さん達の間でのトラブルが起こらないように注意する必要があります。
生活水準が大きく異なっておりますので、予算であったり、リーダーシップなどでトラブルになる事が多いようです。
特に贈り物が高額になる場合には注意してください。