お歳暮の正しいマナーと近年の傾向
お歳暮を贈る正しいタイミングと近年の傾向
お歳暮を贈るタイミングは、12月の13日から12月の20日くらいまでに届くように送るのが正しいお歳暮を贈るタイミングになります。
ところが近年では12月13日以降ではなく12月月初に。それよりもっと早い11月の末頃に送るのことも一般的となってきています。ライフサイクルの変化やギフト市場のマーケティングトレンドなどによってお歳暮の時期もどんどん早まる傾向が見られます。
一方で、年末年始が忙しく、相手の方も不在がちになるといった事を考慮して、年内に送るのを諦めて翌月の1月6日までの正月の松の内のタイミングに御年賀として送るような事もあります。
年明けに御年賀に代えて贈る
お歳暮を御年賀として送る場合には、お歳暮を贈る事が出来なかった事をわびた上で、御年賀として贈らせてもらう旨を手紙や電話など相手に一言先にお伝えするようにしてください。
お歳暮は手渡しが正式なマナー
現在では宅配を使うのが当たり前になりましたが、本来お歳暮は相手に手渡しするのが正しいマナーです。相手のお宅に持参する場合、訪問時間や服装など気をつけるべきマナーがあります。
訪問前のマナー
訪問はいきなり伺うことはNGで、必ず相手のご都合を確認してから行くようにしましょう。改まった場合ではそのやり取りを手紙で行うため、ご案内は1ヶ月前には送りたいところです。しかし、電話やメール、LINE等の連絡手段であれば近くなってからでも問題はありません。その際には訪問日、訪問時間の候補を複数上げて相手の予定を聞くようにし、ご自身のスケジュールとすり合わせるようにしましょう。
訪問時間のマナー
訪問時間は相手のライフサイクルを知っているならそれに合わせた時間帯で調整しましょう。それ以外では一般的に昼食時間や夕食の準備時間に影響のない時間帯で提案してみましょう。具体的な時間帯は
- 午前中なら10:00から11:00
- 午後なら13:30から15:30
ぐらいが目安です。
訪問時の服装のマナー
正装ではありますが、女性も男性も着物を着るとあまりにもかしこまった様子になり、却って相手に気を使わしてしまうこともあるでしょう。ですから身だしなみを整え、清潔さを意識し、ラフになりすぎないようにすれば良いでしょう。
- 女性なら、スカートはロングorミディ丈で、トップスは胸元が空いていない襟元がつまったデザインのものを、同色で無地が基本です。
- 男性なら、シックな色のジャケットを着ることとスラックスなどきれいめなパンツ。装飾は腕時計などだけにとどめましょう。
お歳暮を渡す際のことばがけのマナー
基本的にお歳暮の受け渡しは玄関先で行います。その際のお歳暮の挨拶としては「今年一年お世話になりました」のあとにその品物を選んだ理由や相手のことを思いやる気持ちをことばとして添えて渡すようにしましょう。
- ご家族みんなで喜んでいただけるように
- ○○がお好きだとおっしゃっていたので
- とても美味しいと評判だったので
ちなみに「つまらないものですが」ということばはへりくだった言い方としてよく使われていましたが、近年ではあまり良くない印象を与えてしまうので避けたほうが良いでしょう。
宅配を利用する
親族が遠くに住んいたり、忙しくてなかなかスケジュール合わせが上手く行なかったり、手渡しで挨拶贈ることが難しい場合は、通販サイトの利用も便利です。
ハム、スイーツ等の食品、ビール、カタログギフト等、数多くの商品が揃っています。
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こうした、お歳暮特設サイトで配送してもらう場合には、もちろんのしも付けて贈ることが可能ですし、お歳暮にふさわしい商品や人気がある商品が揃っているので選びやすくておすすめできます。
相手が喪中の時もお歳暮は問題ない
喪中の時には年賀状などは送らないのがマナーですが、お歳暮の時には、喪中でも問題なく贈る事ができます。
これは、お歳暮という物がおめでたいから贈るのではなく、お世話になってきたことに対する感謝の気持ちを届けるものだからです。喪中になったからといって感謝の気持ちが無くなるという事はありませんので、問題なく贈るようにしてください。
ただし、相手が忌中の場合には、事前に連絡を行い、時期をずらして寒中見舞いなどの形に変えて送るという事も可能です。
お歳暮の礼状のマナー
お歳暮のお礼状は、贈ってくれた方に対して、心遣いへの感謝を伝える事が目的ですが、年末の忙しい時期に、無事にお歳暮が届いた事の報告でもあります。
相手の方は、贈ったお歳暮がしっかりと届いているのか不安になっていると思いますので、必ずお礼状を出すようにしてください。
とても親しい方であったり、同年代の方の場合には、お礼状のように改まって送るという事は減ってきているみたいですが、目上の方に対しては、しっかりとお礼状を出すようにしてください。
御礼状の文章
季節の挨拶からはじまり、相手の安否を気遣う文章、お歳暮を贈ってくれたお礼に加え、日頃からお世話になっていることに対してのお礼なども合わせて文章にする必要があります。
お礼状を書いた事が無いという方の場合には、ネットには例文も多く紹介されておりますので、それらをアレンジするのもおすすめです。
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