懐紙の使い方
懐紙とは
懐紙(かいし)は、その名の通りふところに入れて携帯する和紙の事になります。
昔のようにお着物が普段着だった時代には、ハンカチのように常にふところに入れ、二つ折りにして携帯していました。
よく時代劇などを見ていると、女性の方の着物の襟もとなどに挟まれている所を観る事ができます。
以前の懐紙の使い道

懐紙は、包む、拭く、書くなど色々な用途として使用する事ができ、現代では、ティッシュペーパーであり、ハンカチであり、メモ用紙であるなど、非常に汎用性に富んだ欠かせないアイテムとなっておりました。
以前の懐紙の使い方としてメジャーだったのは、やはり短歌などをしたためたり、お菓子を乗せる簡易的なお皿、茶器を拭くなどといった使い方です。
現代のように大きなバッグを持ち歩くような事が無かったので、懐紙のように色々な使い方ができるアイテムは貴重だったのです。
懐紙を食事で使用する
懐紙は昔の物ではなく、現在でも上品な女性の必須アイテムとして使われております。
特に食事の際には懐紙を持っていると非常に上品にふるまう事ができますのでおすすめです。
食事の際には、口元やワイングラス、お箸の先などに口紅がついてしまった時にふき取ったり、料理を口元に運ぶ時の受け皿であったり、焼き魚を食べる時に、中骨を外す時に頭をおさえるときなどに使います。
また、小骨や種を口から出す時に口元を隠す時にも使います。
外出時の使い方
懐紙は、外出時のふとしたシーンに使用する事ができます。和紙は非常に吸収性がありますのでハンカチ代りに素買えますし、お化粧直しの時の油とり紙の代りとしても使えます。
また、メッセージカードとして相手に渡したり、メモの代りとしても使えます。心付けなどお金のやり取りを送るさいに包んで渡すとスマートです。
パーティにも
パーティの時などは、お菓子を置くお皿の代りにしたり、紙ナプキンとしても使えます。
箸置きやコースターなどにも使えますし、天ぷらの敷き紙にもおすすめです。